座禅が心身ともに効く!
長い期間の取り組みとなりがちな不妊治療で心身ともに疲れていませんか?
私は治療中、特に心の疲れは日に日に重くなっていくように感じていました。心が軽くなるにはどうすればいいんだろう?とよく考えたものです。
そのうちのひとつに座禅。色んなこと、悲しいことや悔しい思いなども生きているのであれば避けて通ることはできない。なら、せめてその受け止め方や流し方を知っていれば。
ヨガをされている人なら、リラックスするのに座禅のようなゆったりとした時間を過ごすのが効果的だと知っているのではないでしょうか。
少しでも心に風あなが開けばいいですね。
☆執着せず自由になること
釈迦牟尼(しゃかむに)会(本部・東京)の師家(しけ)、山本龍廣(りゅうこう)さん(64)が説く座禅のポイントを紹介する。
正しい姿勢や呼吸に加えて大切なのが「心を整える」ことだ。座っていると、うれしい考えも悲しい思いも自然に頭に浮かんでくる。
「これを止めることはできない。相手にせず、何とか振り払おうとしないのがコツ」
とはいえ、初心者にはこれが最も難しい。
山本さんは、「まずは、雑念とは何かを考えてみるのがよいでしょう」とアドバイスする。
座禅の最中にドーンと音が鳴ったとする。自分の意識がその音を「うるさい」「不快だ」などと感じて雑念になる。ならば、音がしたという現象をありのままに受け止め、受け流してしまえば、音は自然に消え、とらわれることがない。執着しなければ、離れることができる。音がしていることを静かに客観的に眺められるようになる。
「自分自身に執着せず、自由になること。その感覚を体で学ぶことが座禅の本質であり、先人から受け継がれた生活の知恵なのです」と山本さんは強調する。
私たちの日常生活に当てはめてみよう。苦しい時や悲しい時は、自分を責めたり、絶望してしまったりする。だが、苦しみは苦しみ、悲しみは悲しみとして受け入れ、そのまま相手にしなければ、心は常に自由でいられるはずだ。
山本さんは、座禅は健康づくりにもプラスになると実感している。「心のからまりがほどけ、体がリラックスする」気持ちになるからだ。深い呼吸をすることで、血流がよくなり、細胞が活性化していくような感覚がある。精神的にも安定しているため、睡眠も規則正しい。
「心身ともに楽になりたいと思う方は、ぜひ座禅を試して下さい」と話している。