むくみ退治
☆リンパ管 流れ良く
「人は、二本足で立った時からむくみやすくなった」と話すのは、「足のむくみ予防研究会」世話人で、広田内科クリニック(東京都世田谷区)理事長の広田彰男さんだ。心臓までの距離が遠くなって、四肢から血液が戻りにくくなったためで、背が高く、手足の長い人ほどむくみやすいと言える。
しかし、「昔より今の暮らしの方が、よりむくみやすくなっているのです」と広田さんは警告する。足を動かす機会が減り、一人で黙々とパソコンに向かう時間も増えたことが、むくみの原因になっているという。
体内の水分の循環は、血管とリンパ管を通じて行われている。そこで、「静脈とリンパ管の流れを良くすることが大切です。全身を動かし、楽しく食事をして、おなかの底から笑ったり、深く息を吸ったり吐いたりする生活を心がけて」と話す。
それでも足がむくんでしまった時は、リンパ管の流れを良くするマッサージが効果的だと広田さんはいう。足の各部から集まるリンパ液は、足の付け根のあたりのそけい部から体の中心を通り、首の付け根で静脈に合流する。
首の付け根が"渋滞"すると流れが悪くなるので、マッサージは上半身から行うのがコツ。(下イラスト参照)
上半身のマッサージを終えたら深呼吸をして、今度は、足のリンパ液をそけい部に向けて流しこむようにマッサージする。「皮膚を動かすような感覚でやわらかく、さすってください。付け根周辺からマッサージを始め、徐々に先端部にまで広げていくのがよいでしょう」と広田さん。
