提供卵子で体外受精、不妊治療団体が2組実施...年内出産予定
全国21の不妊治療クリニックで作る「日本生殖補助医療標準
化機関(JISART)」は7日、友人や姉妹から提供された卵
子を使う非配偶者間の体外受精を2例実施し、妊娠に成功したこ
とを明らかにした。
いずれも年内に出産予定。卵子提供による体外受精について国
のルール作りが進まない中、民間のクリニックによる既成事実化
がまたも進むことになる。
この日開かれた同機関の理事会では、卵子提供による体外受精
の独自指針も承認された。
この2例は、いずれも妻が比較的若い年齢で排卵が止まる病気
のため、卵子提供を受けないと妊娠できない夫婦。1組は友人か
ら、もう1組は姉妹から卵子の提供を受け、3月~4月上旬に夫
の精子と体外受精、1回で妊娠した。実施したのは西日本の2施
設。
同機関の理事会は昨年6月、この2例の実施を承認したが、日
本産科婦人科学会の要請で、生殖補助医療のルールを検討してい
た日本学術会議の結論が出るまで、実施を先送りしていた。
だが、同会議は卵子提供について見解を示さず、同機関は今年
3月、「患者を待たせられない」
として実施を決めていた。
(2008年6月8日03時11分 読売新聞)